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看護師になったシンママナース、マリアンナさんへ電撃インタビュー!

シンママナース、マリアンナさんってどんな方?

現役の看護師として務める中で看護に関わる記事をブログに投稿し、50万回ものアクセスを集めている人気ブロガーであるマリアンナさん。シンママナースとはシングルマザーのナースの略。子育てをしながら看護師になられ人生経験も豊富で、「看護計画/看護問題の書き方」「滴下数計算が簡単で早い方法がある!」「サーフロー(留置針)挿入の10倍うまく入るコツと手順」など、看護師ならではの記事が多くの方に読まれている。今回はそんなマリアンナさんに直撃インタビューをしました!

 

松山のインタビューの写真

 

①マリアンナさんの経歴

②なぜ看護師になろうと思われたのですか?

③子育てしながらの学生生活はどうでしたか?

④「看護師になって良かった!」と思うことを教えてください。

⑤現在、ブログを通してどのようなことを発信されていますか?

⑥看護学校の受験期や看護学生の時に、身に着けておくべきだったことはありますか?

 


松山:マリアンナさんの簡単な経歴を教えてください。

 

シングルマザーで看護師になったマリアンナさん

マリアンナ:19歳で妊娠し、未婚の母になりました。生活のために企業に就職しましたが、お給料は安く、将来を考えるように。
安定している看護師に魅力を感じ、子育てしながら看護学校へ入学。現在は現役看護師として働いています。
記事リンク https://nurse-singlemother.jp/?page_id=11

 


松山:なぜ看護師になろうと思われたのですか?

 

シングルマザーで看護師になったマリアンナさんの記事

看護師は経済状況に関係なく、収入が安定している職種です。
なおかつ何歳になっても仕事があり、全国どこへ行っても仕事があり、どの地域でも収入が安定しています。

看護師を志すようになった頃はまだこどもが保育園に通っているときでした。小学校、中学校と進むにつれ、育児にお金がかかるようになることは目に見えていたので、このままではいけないと思いながら過ごしていました。

 

シングルマザーで看護師になったマリアンナさんの記事

企業での収入は少なく、「今の仕事を辞めて何をしようか」と悩んでいたときに、「高等職業訓練促進給付金等事業」の存在を知りました。母子家庭の母親が、特定の資格を取得するために必要な通学中の生活費を支給してくれる制度です。当時の金額で最大月14万円の支給がありました。奨学金も合わせれば、経済的に看護学校へ行くことができると知り、すぐ受験の準備をしました。

看護師になろうと思ったのは、やはり「安定した収入」の魅力と、看護学校へ通う「支援制度がたくさんあったこと」です。看護学校は特に奨学金制度、給付金制度が充実した学校。母子家庭でも子どもを育てながら学校へいくことができます。現実的に資格取得が可能で、収入も安定しているふたつの条件が、看護師資格を取ろうとおもったきっかけでした。

 


松山:実際、子育てしながらの学生生活はどうでしたか?学生生活と子育ての両立のコツがあれば教えてください。

 

シングルマザーで看護師になったマリアンナさんの記事

わたしは3年制の正看護師取得を目的とした専門学校に通ったのですが、座学が続く1年~2年は子育ての両立も全然余裕がありました。看護学校は大変と思われがちですが、夏休みや冬休みもしっかりあるので、子どもと過ごす時間も十分あります。長期休み中はよく遊びにつれていったりしていました。座学がメインの期間は普通の学校と同じなので、勉強さえしていればさほど苦痛に感じませんでしたね。テスト勉強は先輩に過去問をもらったりして効率的に勉強することができました。勉強は基本、寝る前と通学時間を利用して、子どもとの時間を確保するようにしてました。

ただ、3年生になって6ヶ月ほどぶっ通しの現地実習が続くときは、さすがに子育ての両立は厳しくなってきます。子どもとの時間は十分とれないし、誰かの協力が必要でした。実習は朝早くて夜も遅くまでレポートを書かないといけません。週末もレポートのまとめ。看護実習中は保育所に加えて託児所も利用し、親戚にも子守をお願いして乗り切りました。

 

シングルマザーで看護師になったマリアンナさんの記事

一見大変そうな看護学校ですが、厳しい実習期間は実質半年くらい。それを乗り切ると次は国家試験対策になります。国家試験対策は基本学校へあまり行かなくてよいので、時間的にも余裕ができ、子育てと両立もそれなりにできるようになります。国家試験もちゃんと勉強していれば、たいてい合格できます。

一時的に子育てとの両立が大変な時期(実習とか)があるので、そのシーズンは誰かの協力や託児所などの利用も必要になってきますが、事前に準備や協力を依頼できるなら子育てと看護学校の両立は可能です。

金銭的な面では、できるだけ子どもとの時間は削りたくなかったので、アルバイトはほとんどしませんでした。奨学金と給付金のみで生計をたてました。学費は「卒後何年間うちで就職してくれるなら、学費を出してあげるよ」っていう、いわゆるお礼奉公を使ったので実質無料。就職した病院が全額学費を負担してくれました。生活費は一部借りましたが、14万は支給されたので生活は十分できました。入学するときに結構なまとまったお金がいるのですが(たいてい80~100万前後)、それは「日本政策金融公庫」から借り入れました。日本政策金融公庫は受験前に手続きしておけば、受験合格したと同時に入学金を振り込んでくれます。入学金の振込が遅れると入学が取り消しになるので、貯金がない方は入学金の準備は必須です。

経済的な面では、母子家庭でも看護学校卒業は可能です。ただし一度でも留年すると、奨学金も給付金もストップしてしまう(もらえなくなる)ので、留年だけはしないよう意識していました。あと、余った分のお金は貯金しておいて、いざ留年してしまったとき用のお金においておきました。看護学校は病欠でも欠席が続けば留年する可能性があります。最悪のケースに至ったときのことも考えて、ある程度お金の準備をしておいたほうが無難です。

 


松山:「看護師になって良かった!」と思うことを教えてください。

 

シングルマザーで看護師になったマリアンナさんの記事

やはり「安定した収入」と「どこへいっても仕事に困らない」こと。このふたつは王道です。仕事も多いし、働き方も多様。リゾートバイトでも、海外派遣でも、自分がしたいと思ったことが実現できます。どこへ引っ越してもすぐ仕事は見つかるでしょう。子どもにお金がかかるようになっても、働き方を選ばなければ男の人よりも稼ぐことが出来ます。母子家庭にはもってこいの仕事だと思います。最近は看護師でも訪問看護等で独立できるようになりました。助産師や保健師にキャリアアップすることもできるし、専門看護師や認定看護師、特定看護師などの資格もでてきて、これまでよりキャリア形成ができるようになった資格でもあります。母子家庭でなくても、女性がとっておくべき資格として本当に一押しの資格ですね。

 


松山:現在、ブログを通してどのようなことを発信されていますか?そもそもなぜブログを始めようと思われたのですか?

 

シングルマザーで看護師になったマリアンナさんの記事

ブログでも書こうか、と思ったのは看護師になって以降、いろんな人から人生相談をされるようになったことがきっかけ。母子家庭のひと、離婚したいと思っている人、これからどんな仕事につけばいいか迷っているひととか・・。どうやって看護師になったの?とか、わたしこれからどんな仕事を選んだらいいかな?とか。わたし自身も看護師になる前は、「これからどうやっていきていくべきか」をネットから情報収集したり、信頼できるひとに相談したりしていました。

 

シングルマザーで看護師になったマリアンナさんの記事

わたしが看護師になっただけでも、しょっちゅう相談をされるんだから、世の中にはもっと同じようなことで悩んでいるひとがいるんだろう。なら、ネット上でよく相談されることを掲載してみようか。と思い、ブログを作りました。きっとみんなに必要なのは、どうやって生きていくべきか指針となる情報がほしいんじゃないかな、と思って。これが結構反響を呼ぶようになって、相談の問い合わせもコンスタントに届きます。わたしのブログを見て、看護師や他の資格取得を志すようになったシングルマザーも結構いて、ブログを通して誰かが自立した生活を目指してくれる「きっかけ」になれたなら、うれしいと思います。

なので、ブログから発信したいと思っているのは、おもにシングルマザーの自立に関する情報がメイン。あとは、自分が勉強した看護の知識とか、別に看護と関係ないこととかオールジャンルに更新しています。

 


松山:看護学校の受験期や看護学生の時に、身に着けておくべきだったことはありますか?

 

シングルマザーで看護師になったマリアンナさんの記事

看護学校受験のときに一番努めるべきは、「学校の情報収集」です。
入学する看護学校によって、厳しさ・大変さは雲泥の差。この学校選びによって学校生活が辛くなったり、辛くなかったり、大きく左右されるわけです。学校によって雰囲気が全然違う。わたしが通った学校はさほど大変な学校ではなかったですが、違う学校に通っていた子たちは「地獄のようだった」って言ってました。内容を聞いていても、すごく厳しい学校もあったりします。ちゃんと自分がスムーズに卒業するためにも、事前の学校調査はすごく大切だと思います。
一番明確な筋の情報は、学校地域の看護師の口コミや、オープンキャンパスなどから得らえる学校の雰囲気ですね。実際に通っていた人たちの意見、実際に現役で通学中のひとの情報は、リアルで正確なことが多いです。この学校いいかも、と思ったら、その学校の現場を経験している人の声を聞くようにしましょう。学校ならではのメリットデメリットがわかるようになるはずです。

 

シングルマザーで看護師になったマリアンナさんの記事

看護学生のあいだやっておくべきだったことは、看護でいえば「原理原則」をしっかり学んでおくべきだったと思います。
この病気にはこんな看護をする、というのは実習を通してとことん勉強するし、国家試験でも勉強するので頭に入る。だけど仕事に慣れていくうち、「なぜ、この看護が必要なのか」っていう「原理」を忘れてしまうようになるんです。ルーチン業務になれてしまうんですね。学生だからこそ学ぶことが仕事。なので学ぶことには時間的にも余裕がある。その間に「なぜこの看護が必要なのか」っていう原理の部分を、しっかり学んでおいたほうがいいと思います。

どうしても実際に入学すると、テストや実習、国家試験をクリアすることだけに集中してしまい、肝心なところの勉強をする意気込みが消失しがちになるんです。将来自分が看護師になって働く、っていうのが目に見えているなら、学生の間は看護の原理的なところを中心的に勉強しておいたほうがいいと思います。

ありがとうございました。これからもブログ楽しみにしております!


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