理由や根拠を大切にする
2017.04.01
- 松山
本日は得点に直結する勉強のやり方について述べていきます。
受験生でよくある質問や悩み。
●頭で分かったつもりになっているだけ。
●いざ問題を解いてみると分かっていないことに気付く。
●なんとなく分かっていても、細かいところがあいまい。
●類似問題やパターンとの区別が出来ていない。
●知識が整理されていない。
このような悩み相談をよく頂きます。
その際にまず一番始めにするアドバイスとしては、
「自分で実況解説する」ということです
私が指導時に最も心掛けていることの一つが、
「なぜその答えを選んだのか。」を確認することです。
はっきりすることです。
それを徹底的に突き詰めていき、分かっていなければ説明します。
もしくは自分で分かってもらうように仕掛けます。
①理由や根拠を考えることが大切だと気付いてもらうこと。
②自分で理由や根拠を導けるようにすること。
そこを徹底的に鍛えていきます。
全教科で言えることです。
例えば、以下の英文法の問題を見てみましょう。
【問】(1)にはいるものを、A~Dの中から選べ。
The language ( 1 ) in Australia is English.
A:spoken
B:speaking
C:speak
D:to speak
【答】A:spoken
【解説】
①まずthe languageをspoken in Australiaの部分が修飾する形である。
②the language と spoken in Australiaの関係が受け身である。
つまりオーストラリアで話される言語という訳になるので、(1)は過去分詞であるspokenが正解。
③もしthe languageとspoken in Australiaの関係が能動的であれば、現在分詞のspeakingになる。
(例えば、オーストラリアで話している男の人=the man speaking in Australiaのような感じ)
①と②は、この解答の根拠です。
③に関しては、周辺知識の確認になります。
①、②まではやっていても③まではやっていない人が多いです。
問題を解いた後で、他の似たような形と区別する、間違えないように分けて考える、この思考が大切です。
それにより知識が整理されてきますので、ぜひ意識してみてください。