数学勉強法
2017.05.12
- 松山
KDG看護予備校、塾長の松山です。
本日はよく頂く質問に関して、日頃感じていることをお伝えさせて頂きます。
勉強のやり方、主に数学の勉強法に関してです。
「数学は解き方のパターンを暗記すればいいですか?」
それに対しての答えは、「Yes」でも「No」でもありません。
なぜなら人によって異なるからです。
ある人にとっては、解き方のパターンを暗記したほうが伸びるでしょう。
別の人にとっては、なぜそうなるかじっくりと理解することに力を入れたほうが伸びるでしょう。
ポイントは「物事を抽象化して捉えられる力」です。
言い換えると、「試験で出題された問題と、問題集にある問題が似ていると感じられる力」です。
分かりやすいように、勉強の得意なAさんと、勉強の苦手なBさんの会話を再現しました。
Bさん「Aさん、この問題全然分からないんやけど、教えてや~。」
Aさん「えっ、この問題先週、授業でやってた問題やん。」
Bさん「えー、そんなんやったっけ?」
Aさん「ほらほら、このノートに書いてる問題と同じやん。」
Bさん「あーその問題は解けるよ。でも全然違う問題じゃない?」
Aさん「えっ、全く同じ解き方で解けるやん。」
要するに、2つの問題が「同じ問題」に見える人と「違う問題」に見える人がいるということです。
勿論、レベルも様々です。
●数字が変わっているだけで解くことができない。
●問題文の言い回しが変わると解くことができない。
●問いの切り口を変えられると解くことができない。
など。
抽象化思考は、勉強だけでなく、仕事や日頃のコミュニケーションなどで身に着くことも多いので、必ずしも勉強が苦手であれば低いわけではありません。
最初の質問の問いに戻ります。
数学の解き方のパターンを暗記するべきか、否か。
抽象化思考がある程度出来ていれば、暗記すべき。
出来ていなければ、暗記よりも理解に目を向けるべき。
というのが私の意見です。