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数学の頭の使い方~場合分け編~

2017.05.10

松山

本日は数学の頭の使い方について一つの事例をお伝えします。

絶対値、2次関数、場合の数、確率などで時々出てくる「場合分け」についてです。

苦手意識を持つ方も多いと思います。

常日頃から生徒さんを個別に観察することで、見えてくることがあります。

それは成績の良し悪しは、勉強をしているかどうかだけで決まるわけではないということです。

同じ講師の授業を受けても理解度に差が出ます。

一つの大きな要因は、日常生活の思考の仕方です。

今回のテーマである「場合分け」。
日常生活でこの「場合分け」を駆使して生活している方は非常に飲みこみが早いです。

■例えば、明日の洗濯物の干し方を考える。

①晴れた場合⇒外に干す。
②曇りの場合⇒2階の部屋に干して様子を見る。
③雨の場合⇒リビングに干す。

■例えば、恋愛でAさんとBさんにアプローチを掛けている場合を考える。

①AさんとBさんの両方好感触だ。⇒再度、AさんとBさんそれぞれ一度ずつデートに行ってみる。
②Aさんだけが好感触だ。⇒Aさんに告白する。
③Bさんだけが好感触だ。⇒Bさんに告白する。
④AさんもBさんも両方好感触でない。⇒合コンのセッティングを友達に頼む。

このように日常生活で仮説を立て、その結果を予測することでかなり場合分けの思考パターンが身に着きます。

ポイントは2つ。

A:考えられる全ての場合を想定する。
B:それぞれについて結果(行動)を考える。

特にAの全ての場合というのがポイントです。

要するに先の洗濯物の例で言うと、「曇りの場合」が欠けていればアウトということです。
この感覚が場合分けの問題をモレなく考えるベースになります。