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両親とのコミュニケーションについて

2017.04.15

松山

こんにちは!
KDG看護予備校、塾長の松山です。

日々、個別指導や個別相談に応じている中で、両親とのコミュニケーションが学業に悪影響を及ぼしているケースをよく耳にします。

特に現役生~20代前半までの世代に多いように感じます。

勿論、ある程度自己判断、自己処理できる方であれば立ち入った話は特にしません。

ただそうでなければ、具体的にどのように両親とコミュニケーションを取るか一緒に戦略を練ることもあります。

過去その部分を改善して大きく成績を伸ばした生徒さんもいたくらいです。
(※それほど成績が伸びない原因は、多岐に渡り、個々の状況によって異なるということです。)

例えば、自分の行きたい学校と両親の行って欲しい学校にズレがあるなど、自分と両親の思いや気持ちに溝が生じるケースがあります。
そのことで両親と話し合いをすると、毎回ケンカになるなど溝がどんどん大きくなるケースです。
(※両親も本人の将来のことを真剣に考えているからこその口論であることも添えておきます。)

色んなケースがあるので一概には言えませんが、「信頼」がキーワードになります。

両親が自分をどれほど信頼してくれているか。

勿論、根源的には信頼をしてくれていると思います。但し、本人の判断力や決断力への信頼はあまり高くないケースが多いように見受けられます。

ただ信頼というのは本来、一朝一夕で獲得できるものではありません。

そんな時少しでも自分の気持ちを理解してもらうためにどうするか。

一つの具体的方法としては、「自分の考えを紙に書いて話す」ということです。

どうしても口だけで話をしていると、感情論になりがちです。

「紙に書いたもの」というのは、冷静に議論する土台となります。

特に多いのが、2つの道のどちらかを選択しなければいけない場面。

メリット、デメリットを比較する手法があります。

A学校のメリット・デメリットそしてB学校のメリット・デメリットを列挙する。

その上で、自分の行きたいA学校を推す。

相手に自分の意見に賛成して欲しい時は、自分の意見のメリットだけを述べてはいけません。

「反対意見(デメリット)」にも言及することで、反対意見も分かった上で意見を述べているという形にするのが「譲歩」と呼ばれるテクニックです。

ただ重要なのは、そのテクニックを使うことではありません。

「物事を多角的に捉える」「自分の考えをまとめる」ことに意味があるわけです。

自分の主張したい方向性だけでなく、相手の言い分や自分の反対意見の立場にも立ってみる。

自分の考えを言語化して、整理する。

これが大人になるということなのかと思いながら、日々指導させて頂いております。